こんにちは、ホテルの花デザイナーの皆さん!今日は、季節ごとに変化する胡蝶蘭を使ったロビーの装飾について、お話ししたいと思います。

ホテルのロビーは、お客様が最初に目にする大切な空間。そこで、私たちは季節感を取り入れた装飾で、お客様をお迎えしています。中でも、胡蝶蘭はその優雅な姿と多彩な色合いから、ロビーの装飾に欠かせない存在なんです。

季節ごとに変化する装飾の中で、胡蝶蘭がどのように活躍しているのか。春夏秋冬、それぞれの装飾のポイントを、具体的にお伝えしていきますね。

さあ、一緒に見て行きましょう!

春の装飾:新生の季節を彩る胡蝶蘭

淡いピンクと白の胡蝶蘭で優しい雰囲気を

春は、新しい生命が芽吹く季節。ロビーの装飾にも、そんな優しい雰囲気を取り入れたいですよね。そこでおすすめなのが、淡いピンクと白の胡蝶蘭。

ソフトエンペラーやサクラエンペラーなどの品種は、まるで桜の花びらのような淡いピンク色。これらを白の胡蝶蘭と組み合わせることで、柔らかな春の日差しのような装飾が完成します。

春の訪れを感じるフレッシュグリーンとの組み合わせ

春といえば、新芽の緑も魅力的。胡蝶蘭の装飾にも、フレッシュグリーンを取り入れてみませんか?

白やピンクの胡蝶蘭に、ヘデラやポトスなどのつる性植物を絡ませるのがおすすめ。グリーンのアクセントが、春の訪れを感じさせてくれます。

ソメイヨシノをイメージしたピンクグラデーションの演出

春の代表的な花といえば、ソメイヨシノ。そんな桜の美しさを、胡蝶蘭で表現してみるのはいかがでしょうか。

濃いピンクから白へとグラデーションを作るように胡蝶蘭を配置すれば、まるで桜の花びらが舞い散る様子のような、美しい春の装飾が完成します。

春の装飾におすすめの胡蝶蘭
ソフトエンペラー
サクラエンペラー
白のエンペラー

夏の装飾:情熱的な胡蝶蘭で涼やかに

ビビッドなオレンジと黄色の胡蝶蘭で元気な印象に

夏は、エネルギッシュで情熱的なイメージ。ロビーの装飾にも、そんな元気な雰囲気を取り入れたいですね。

ビビッドなオレンジ色のサンセットエンペラーや、黄色のイエローエンペラーなどを使えば、太陽の下で輝くような、活気ある装飾が完成します。

青みがかった葉を活かしたトロピカルな雰囲気

夏といえば、南国のリゾートを思い出す人も多いのでは?胡蝶蘭の葉の色を活かせば、そんなトロピカルな雰囲気も演出できます。

胡蝶蘭の中には、葉が青みがかったグリーンの品種もあるんです。そんな葉を、装飾に積極的に取り入れることで、まるでバカンスに来たような開放的な空間に。

白とグリーンの爽やかなコントラスト

暑い夏には、清涼感のある装飾も欠かせません。白の胡蝶蘭と、グリーンの葉を組み合わせれば、爽やかなコントラストを楽しめます。

白い胡蝶蘭を主役に、ヘデラやモンステラなどの大き目の葉を背景に配置。まるで滝のように流れるような、涼しげな装飾の完成です。

  • 夏の装飾のポイント
    • 明るく元気なオレンジや黄色の胡蝶蘭を使う
    • 青みがかったグリーンの葉でトロピカルな雰囲気を
    • 白とグリーンのコントラストで清涼感を

秋の装飾:色づく季節に合わせた胡蝶蘭

ワインレッドとゴールドの組み合わせで大人っぽく

秋は、葉が色づく季節。深みのある色合いが魅力的ですよね。そんな秋の装飾には、ワインレッドとゴールドの組み合わせがおすすめです。

ボルドーの女王のような濃厚なワインレッドの胡蝶蘭に、ゴールドのラメをあしらえば、大人っぽく洗練された雰囲気に。秋の夜長を思わせる、ラグジュアリーな空間の完成です。

オレンジ色のグラデーションで紅葉を表現

秋といえば紅葉。そんな色鮮やかな秋の風景を、胡蝶蘭で表現してみませんか?

濃いオレンジから黄色へとグラデーションを作るように胡蝶蘭を配置すれば、まるで紅葉が進む様子のような、美しい秋の装飾が完成します。そこに、実際の紅葉を添えれば、よりリアルな秋の景色に。

深みのあるパープルでミステリアスな雰囲気を

秋は、どこかミステリアスな雰囲気も漂います。そんな秋の装飾には、深みのあるパープルの胡蝶蘭がぴったり。

パープルエンペラーのような、濃厚なパープルの胡蝶蘭を使えば、神秘的で幻想的な空間に。秋の夜のイルミネーションと合わせれば、ロマンチックな雰囲気も演出できます。

秋の装飾におすすめの胡蝶蘭 カラー
ボルドーの女王 ワインレッド
オレンジエンペラー オレンジ
パープルエンペラー パープル

冬の装飾:凛とした美しさを胡蝶蘭で

純白の大輪胡蝶蘭で気品ある空間に

冬は、凛とした美しさが際立つ季節。そんな冬の装飾には、純白の大輪胡蝶蘭がおすすめです。

真っ白なエンペラーを使えば、まるで雪が積もったような、気品ある空間に。ロビーに広がる白い世界に、訪れたゲストは思わず息を呑むはず。

シルバーやゴールドをアクセントにしたエレガントな演出

冬の装飾には、シルバーやゴールドのアクセントも欠かせません。白い胡蝶蘭に、シルバーやゴールドのオーナメントを添えれば、より一層エレガントな雰囲気に。

クリスマスシーズンには、ツリーと一緒に飾るのもおすすめ。白い胡蝶蘭が、まるで雪の結晶のように輝きます。

深緑の葉とのコントラストを楽しむモノトーンの世界

冬の装飾には、モノトーンの美しさもぴったり。白い胡蝶蘭と、深緑の葉を組み合わせれば、凛とした印象に。

白い胡蝶蘭を主役に、ヒムロスギやコニファーなどの常緑樹をバックに配置。まるで雪景色のように、美しいモノトーンの世界が広がります。

  • 冬の装飾のポイント
    • 純白の大輪胡蝶蘭で気品ある空間に
    • シルバーやゴールドのアクセントでエレガントに
    • 深緑の葉とのコントラストを楽しむモノトーンの美しさ

まとめ

さて、季節ごとに変化する胡蝶蘭を使ったロビーの装飾について、詳しく見てきましたが、いかがでしたか?

春は淡いピンクと白、夏はビビッドなオレンジと青みがかったグリーン、秋はワインレッドとゴールド、冬は純白とシルバー。それぞれの季節に合わせた色使いで、ロビーの雰囲気も大きく変わります。

でも、胡蝶蘭の魅力を引き出すには、ただ色を合わせるだけではありません。グラデーションを意識したり、葉の色を活かしたり。そんな細やかな工夫が、装飾をより美しく、印象的なものにしてくれるんです。

そして、何より大切なのは、季節の移ろいを感じられる装飾であること。春夏秋冬、それぞれの季節の魅力を、胡蝶蘭で表現する。そんな装飾は、訪れるゲストの心にも、きっと残るはず。

季節ごとに変化する装飾の力で、ロビーをいつもとは違う特別な空間に。そんな素敵な演出を、これからも一緒に考えていきましょう。

ゲストを迎える顔として、ロビーの装飾は本当に大切。でも、その分やりがいも大きいんです。私たちデザイナーの感性と創造力で、ゲストに感動を届けられる。そう思うと、またチャレンジしたくなりますよね。

さあ、次はどんな風に胡蝶蘭を使って、ロビーを彩ろうかな?素敵なアイデア、待ってます!

それでは、今日はここまで。素敵な装飾と出会える日々でありますように!